浦島太郎のその後
出典: Zatupedia
子供にいじめられていた亀を助けた浦島太郎は、亀の背に乗って龍宮城へ行く。帰ってくると数百年が過ぎ去っていた。お土産の玉手箱を開けると、老人になってしまった。
この浦島太郎のストーリーは、明治43年から昭和24年までの国定教科書「尋常小学読本」の「ウラシマノハナシ」により広まったもので、それ以前の文献の「浦島太郎」ではその後の物語がある。
浦島太郎は老人になった後、鶴になったのである。
御伽草子版のストーリーでは、現在、知られている「浦島太郎」とは違ったオチがついている。玉手箱を開けた太郎は老人になってしまうだけでなく、鶴に変身して飛び去り、亀となった乙姫と夫婦の神として祀られることになるのだ。ちなみに、祝い事で「鶴」と「亀」を縁起物としているが「鶴」は浦島太郎、「亀」は乙姫(亀姫)のことで、その後、2人が再会し、末永く暮らしたストーリーから、縁起物となったと言われている。
但し、浦島太郎の物語には様々なバージョンがあり、鶴となるバージョン以外のものもある。
- 乙姫の元に帰る事も出来なくなって泣きながらさまようバージョン
- その場で倒れて死ぬバージョン
- 貧乏になってしまうバージョン
など
目次 |
最古の浦島物語
「日本書紀」に書かれている最古の浦島物語では、そもそも主人公は浦島太郎ではない。「浦の島子」である。また、亀に連れられていく先は「竜宮」ではなく、主人公を迎える乙女も”乙姫”とは呼ばれていない。島子が「浦島太郎」になり、「竜宮」に行って「乙姫」から「玉手箱」をもらうようになったのは、江戸時代の御伽草子版の「浦島太郎」以降からである。
パラオと浦島太郎
フジテレビの番組「奇跡体験!アンビリーバボー」では、ミクロネシアのパラオ島に浦島太郎の物語のルーツがあるとしていた。浦島太郎は、潮流でパラオ島に漂着し後に帰還した漁師の体験が元になった物語だという。パラオ島に伝わる海底都市伝説では、男が海で泳いでいて亀を見つけ、それに付いて行って海底都市に行き、「地上でこのことを話してはならない」と戒められたが話してしまい、たちまち死んでしまった、という伝説がある。それが竜宮のルーツだと言う説だ。
竜宮城は官能的な場所
竜宮城に行ってからの浦島太郎の行状は、子どもに話すにはふさわしくない内容が含まれているので、童話においてはこの部分は改変されている。これは、明治時代に国定教科書向きに書き換えられたためである。浦島太郎は竜宮城で官能の日々を過ごしたようだ。


